私は、以前にある女性向け通販化粧品の
広告制作に携わったことがあります。
ターゲットは、40~50代でしたので、
まさに今回のターゲット層にマッチします。
女心がよくわからない私が、
その時に、いろいろと経験して理解したことは、
女性はいくつになっても
潜在的に変身願望があるということです。
たとえば、結婚してお子さんがいる女性は、
ほとんどが子供中心の生活になってしまいます。
50代女性だと、子育てから手が離れて
少し時間ができるころではないかと思います。
たとえばその時にふと、
「このままわたしの人生終わっていいの?」という
アイデンティティへの疑問が生まれたりする。
疑問が生じなくても、
心の片隅にそんな気持ちがくすぶっていたりします。
老いの悲しさとは、なんだかわかりますか?
それは、可能性がどんどん狭まっていくことではないでしょうか?
さらには、衰えていく容姿や肉体への焦りもある。
しみ、たるみ等、肉体の変化も自覚しているため、
若返ることは無理と90%以上あきらめている。
きっと本心とは裏腹に
自分に言い聞かせている側面は多々あると思うんです。
そんな状況が想定できると思います。
たとえば、美容系の広告で
「若返る」というニュアンスの表現がよく使われます。
そんな言葉についつい反応してしまうのは、
あきらめきれない可能性が
彼女達の中でくすぶっているからではないでしょうか。
そんなふうに年齢を自覚するとき、
一番悲しいことは未来への夢が失われていくこと。
夢をもてなくなっていくことが
老化の悲しさの本質ではないでしょうか?
50歳というのは、まだまだ若いのです。
そんな大人女性達の心にピーンと響くのが、
恋愛や返信願望をくすぐる言葉。
まだまだ変われるんだということや
あきらめを払拭してあげることが
共感を呼ぶと感じています。
隠れた本音や心の痛み、
コンプレックスをキャッチアップして
それを払拭するようなアプローチ。
あきらめている気持ちを指摘する表現。
そんなアプローチを入口に
最終的には、あなたの商品が
解決の糸口につながっていけば成功だと思います。
50代の女性は、仕事をしている方も多くいます。
どのような層をターゲットにするかにもよりますが、
本質的な部分を一度考えてみることをおすすめします。
ひとつの方向性ですが、参考にしてみてください。
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