マーケティングクリニック

興味のないものを一瞬で欲しいものに変える方法

経営者
まったく興味のないものを
欲しがらせる方法なんてありますか?

 

コンサル
ある情報の伝え方を知ることで
それが可能になります。



 
欲しいと思っていなかったものを
一瞬で欲しいものに変える方法があります。

それは、情報を与えることです。
と言っても、普通の情報を伝えるだけではダメです。

ある情報を与えて、その商品に価値を持たせます。
では、どうしたらいいのか?

ひとつの事例を掲載します。
そのほうがイメージがわくと思いますので、
ぜひ体感してみてください。

放送作家の小山薫堂さんをご存知でしょうか?

ある時、彼が大学の授業でカレーの話をしました。

一見普通だが、特別なカレーの話。

そのお話を引用させていただきますが、
ここには、企画の真髄が隠されています。

同様に、興味がなかったものを
一瞬で欲しいと思ってもらうためには、
どうしたらいいか?
がよくわかると思います。

(ここから引用)
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

大学の授業で、カレーライスが準備され、
ごく普通の60代くらいのお母さんが招かれた。

このゲストのお母さんがカレーの作り方を語るというのだ。

お母さんいわく、作り方はきわめて普通。
カレーのルーはインスタントだそうだ。

まず、薫堂さんが学生達に質問する。

「ここに、この方が作ったカレーがあります。
食べたい人はいますか?」

そう学生に聞くと誰も手をあげない。

「でも、ある情報を与えると、
あなたたちはこの普通のカレーが食べたくなるはずです」と言い
インタビューが始まる。

薫堂「お名前は?」

お母さん「鈴木と申します」

薫堂「何をされているのですか?」

お母さん「普通の主婦です」

薫堂「このカレーを作るポイントは?」
お母さん「人参やジャガイモをいれまして、ルーは市販の物を使いました」。

あまりに普通過ぎて、拍子抜け。学生の反応も薄い。

この段階で、再度学生に質問する。
「このカレーを食べたい人はいますか?」

もちろん、学生の反応はなし。
まったく興味もなさそう。

インタビューが続く。

薫堂「鈴木さん、このカレーはどのようなときに作るのですか?」

お母さん「息子が好きでよく作ります」

薫堂「息子さんは何をやっているのですか?」

お母さん「毎日野球ばかりやっております」

薫堂「息子さんは今どこにいるのですか?」

お母さん「今、アメリカに行っています」

薫堂「息子さんのお名前は?」

お母さん「ありふれた名前ですが、イチローと申します」
と答えた・・・

ここで学生達からどよめきが起きる。

つまり、そこにいる鈴木さんなるお母さんは、
イチロー選手のお母さん、鈴木淑江さんだったのだ。

そして、そこにある普通のカレーは、
イチロー選手の大好物で、
まさに朝から食べていたという「朝カレー」が
目の前で用意されていた。

そこで、薫堂さんが、
再度「このカレー食べたい人?」と質問すると、
全員がその「普通のカレー」を食べたくなったという。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
(ここまで)

わかりますか?

これが企画の真髄ですが、
今回注目すべきは、ある情報が加味されると
まったく興味のなかったものが、
一瞬で欲しいものへと変わる、という部分。

普通のカレーでも、
イチロー選手が大好きだったカレーという情報が加味されて、
また、それを今すぐに食することができるという環境が、
興味や関心を生む。

商品や対象物に価値を持たせるためには、
情報が必要不可欠です。

逆の言い方をすれば、商品の価値が上がるネタを探す。

今回の事例は、
その背景にある情報を引き出してうまく加味すると、
興味や関心を持たせることができるという好例として
参考にしてみてください。

そして、もうひとつ。
ブランドは人に感情移入させることによって
生まれるということ。

つまり、同じ商品であっても、
その背景にどういうストーリーがあるか、
どういう思いでその商品が生まれているのかを
知ることによって人の心は大きく変わるということも
合わせて覚えておいてください。

マーケティングクリニック

Return Top